ペーパードライバーでもいきなり運転して大丈夫?練習方法や運転のコツを解説

ペーパードライバーでもいきなり運転して大丈夫?練習方法や運転のコツを解説

2021.7.30
車の運転

免許を取得後、運転する機会がなくペーパードライバーになってしまうことはよくあります。ペーパードライバーによる事故率も高く、運転感覚を忘れている中で、いきなり運転するのは大変危険です。
この記事では、ペーパードライバーにおすすめの練習方法や運転のコツ、よくあるトラブルについてご紹介します。是非、参考にしてくださいね!

そもそもペーパードライバーとは?

ペーパーとは

「ペーパードライバー」とは聞きなれた言葉ですが、そもそもどういう意味なのでしょうか?
ペーパードライバーとは自動車運転免許証を取得し、現時点で有効な免許であるものの、実際に運転をしない人のことを言います。
最近では電車・タクシーなどの交通の便が良いところに住んでいると、車を運転する機会が減りますし、車の維持費もかかるので、車を持たない人も多くなっています。
また、運転免許証は身分証明書代わりに使えるので、ペーパードライバーが増えているわけです。

ペーパードライバーの練習方法

急に運転することになった!と言っても、しばらく運転していないと不安ですよね。
練習するにも具体的に何をすればよいか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、ペーパードライバーにおすすめの練習方法を詳しく見ていきましょう。

教習所のペーパードライバー講習に通う

ペーパードライバーを卒業する練習方法として、教習所のペーパードライバー講習に通うことがおすすめです。
場内コースから始められるので、久々に運転をする方でも心配ないですし、教習所によっては学科講習もセットで受けられます。
教習所に通うメリットとしては、なによりプロの教官に見てもらえるので、自分の弱点が分かり、安全かつ効率的に指導が受けられる点です。

専門スクールなどの出張レッスンを受ける

ペーパードライバーを卒業する練習方法として、ペーパードライバー専門スクールの出張レッスンを受けることもおすすめです。
指導者が自宅まで出張してくれるため、平日に時間確保が出来なかったり、忙しくて教習所に通えない人や休日にまとめて練習したい人にピッタリです。
また、メリットとして、教習所周辺のコースではなく、ショッピングセンター、病院、家族の送り迎えなど、あなたの生活圏内をコースに出来るため、より実践的な練習が可能です。

ベテランドライバーと一緒に練習する

もっと手軽に練習したい!という方はベテランドライバーと一緒に練習することもおすすめです。その場合は必ず運転歴の長く、信頼できる人に同乗してもらいましょう。家族や親しい友人にお願いするのもよいです。自分だけで練習するよりも事故の危険が少なく、運転のアドバイスがもらえるので効率的に練習することができるでしょう。

ペーパードライバーが車に慣れるには?

練習方法が決まったら、次は車に慣れることから始めましょう。ここでは、実際に運転する前に確認しておきたいポイントをご紹介します。

運転席に必要なパーツの名称・配置・操作方法を思い出す

具体的には下記の項目を確認しておくとよいでしょう。

アクセルペダル・ブレーキペダル サイドブレーキ・シフトレバー ハザードランプ ワイパー・方向指示器スイッチ
  • ①アクセルペダル
  • ②ブレーキペダル(フットブレーキ)
  • ③パーキングブレーキ(サイドブレーキ)
  • ④シフトレバー
  • ⑤ハザードランプ
  • ⑥ワイパー・ウォッシャースイッチ
  • ⑦方向指示器スイッチ(ウィンカー)
・アクセルとブレーキの確認
車によってアクセルとブレーキの位置や高さが異なります。車を運転する際にとても重要な部分ですので、しっかり位置を確認してから座席の調節をしていきましょう。
・方向指示器やランプの確認
方向指示器やランプの配置や操作方法を必ず確認しておきましょう。交差点、トンネル、地下道(アンダーパス)など安全運転をする上でも重要な部分です。
・バックミラーやサイドミラーの確認
バックミラーやサイドミラーの確認や調節も忘れてはいけない大切な部分です。正しい位置でシートを調節した後、体が離れないよう運転席にしっかり座った状態でミラーの調節をしましょう。

メーター類を再確認する

運転席周りの配置や操作方法を理解したら、メーター類の表示も確認しておきましょう。
運転時に慌てないようにするためにも事前にチェックしておくことが大切です。

メーター類
  • ①スピードメーター
  • ②ポジションインジケーター
  • ③燃料計
  • ④警告灯や表示灯など

助手席でのトレーニング方法

運転していない期間が多くて不安という方も、助手席で出来るトレーニング方法をご紹介します。運転時に注意する点やコツを学び、不安を解消しながら実践に生かしていきましょう。

【前方編】助手席でのトレーニング方法

助手席トレ_前方

発進手順や走行中にどこを見て何を操作すればよいのかを助手席で確認しましょう。ここでは、主に運転時に気を付けたい前方のトレーニング方法をご紹介します。

・発進手順を確認する
 1. ブレーキペダルを踏みながらエンジンを始動する
 2. ブレーキペダルを踏んだままボタンを押してセレクトレバーをDに入れる
 3. サイドブレーキを解除する
 4. ブレーキペダルを徐々に緩めてアクセルペダルをゆっくり踏む
 手順を確認する際はドライバーに一つ一つの動作をゆっくり行ってもらえるようお願いしておきましょう。

・走行中はスピードメーターと他の車や歩行者の動きを確認する
発進直後のスピード、車の流れに乗っている時のスピード、車線変更などの減速スピードをそれぞれ確認しましょう。また、確認前に現在のスピードを予想することで、速度感覚のトレーニングにもなります。
他の車や歩行者の動きについては、主に下記の項目を確認しておきましょう。

・前の車との車間距離の目安

・自分がどの車線を走っているか

・交通標識や路面標示

・歩行者や自転車が飛び出してこないか

・ウィンカーを出すタイミング

時々、ドライバーが今どこを見ているのかを確認するのもよいでしょう。

【後方編】助手席でのトレーニング方法

助手席トレ_後方

車の後方を確認するトレーニングはサイドミラーとルームミラーを使って行いましょう。ただ、実際にはドライバーから良く見える位置に調節しているため、助手席から右後方を確認するのは難しいです。そのため、右後方の確認は右側の後部座席に座った時にするとよいでしょう。ここではサイドミラーとルームミラーで確認すべき点やポイントをご紹介します。

・目視で見える範囲とミラーで見える範囲の違いや死角を知っておく

・後続車との車間距離の目安

・車線変更時の後続車の動き

・左側をすり抜けるバイクや自転車はいないか

実際の運転で長時間ミラーを見続けることは出来ないので、さっと確認できるようにしましょう。

【右折・左折編】助手席でのトレーニング方法

交差点などで右折・左折する時は注意すべき点が多く、運転時の難所とも言えるでしょう。交通事故を防ぐためにも一つ一つ着実にトレーニングの回数を重ねていきましょう。ここでは右折・左折時のトレーニング方法や注意点をご紹介します。

右折左折_信号機

信号がある交差点の場合、下記のような項目に注意して確認しましょう。

・信号が青色に点灯しているか

・左後方や右後方からすり抜けるバイクや自転車はいないか

・道を渡る歩行者の確認

・曲がるときのハンドル操作方法

・曲がるときの速度

信号のない交差点ではさらに下記のような項目に注意が必要です。
〇同じ道に進入する対向車などがいないか
〇カーブミラーがある場合、映っているものを確認

そのほか、ウインカーを出すタイミングやドライバーがどの順番で確認しているのかを伺うのもよいでしょう。
交差点は確認する項目が多いので、焦らず「今日はこのトレーニングをする!」と決めて少しずつ慣れていきましょう。

ペーパードライバーが起こしやすいトラブルと対処法

久々に運転するときは感覚を忘れてしまい、スムーズに運転できないかもしれません。ここでは、ペーパードライバーが起こしやすいトラブルと対処法についてご紹介します。事前によくあるトラブルを知って備えておきましょう。

高速道路で上手に合流できない

合流

久しぶりの運転では感覚が鈍っており、上手く高速道路の合流が出来ないという話はよくあります。高速道路の合流のコツは、下記の流れに気を付けるとよいでしょう。

  1. 高速道路本線上の車の位置とスピードを確認し、自分の入る場所を決める
  2. 加速車線では十分に加速して、本線との速度差がないように合わせる
  3. 合流する時は緩やかな角度で入る
  4. ミラーの死角を目で確認しながら、本線の流れに合わせて合流する

また、高速道路本線を走行中は合流しようとする車に注意が必要です。加速車線で十分加速出来ないまま、合流しようとする車がいるかもしれません。もし、本線の一番左の走行車線を走っている時は合流地点の手前で追い越し車線に移っておくと安心です。車線変更出来ない場合は、無理に進入する車に注意し、スピードを調節しながら、前の車との車間距離をあけましょう。

標識を忘れている

久しぶりの運転で道路標識を忘れていることはよくあります。事前にインターネットや本などで調べ、必ず復習しておきましょう。駐車禁止、車両通行止めなどよく間違えやすい標識を中心に覚えていくとよいでしょう。道路標識を無視した運転は違反になりますし、交通事故にもつながります。ここでは最重要の標識をまとめましたので、確認していきましょう。

・一時停止 一時停止 この標識があるときは必ず停止線の前で一時停止をしなければなりません。一時停止とは車輪が完全に止まっている状態を指します。徐行運転では一時停止と見なされませんので、注意しましょう。

・一方通行 一方通行 一方通行の標識で、矢印と同じ方向のみ走行することができます。狭い住宅街などは一方通行のことが多いため、道に入る前に標識がないかよく見るとよいでしょう。

・指定方向外進入禁止 指定方向外進入禁止 指定方向外進入禁止の標識で、車は矢印の方向にのみ走行できます。指定方向以外の走行は衝突する危険性があるため、必ず覚えておきましょう。

・車両進入禁止 車両進入禁止 車両進入禁止の標識で、一方通行の出口などに設置されており、車は進入禁止という意味です。もし進入すると逆走になり、対向車と衝突する危険性があるので注意しましょう。

・車両通行止め 車両通行止め 車両通行止めの標識で、車両は全て通行禁止の意味を持ち、車が入ってはいけない場所を指します。車両進入禁止と似ていますが、車両進入禁止は一方通行などのため、車自体は通れる道であると覚えておくとよいでしょう。

駐車場で駐車が上手くできない

運転感覚を忘れているペーパードライバーによくあるのは、駐車場での駐車が上手くできないという点です。まずは感覚を思い出すためにも、白線の引いてある広めの駐車場で練習してみましょう。
バックミラーとサイドミラーを活用して周囲の状況を把握していきます。車によってはバックモニターが装備されているものもあり便利ですが、過信をしすぎず、必ず自分の目で確認することが大切です。見にくければ窓を空けて顔を出したり、車から降りて目視で確認したり、同乗者に外から確認してもらうのもよいでしょう。

さらに詳しく駐車のコツを知りたい方は、こちらの記事を参照してください。

駐車

まとめ

いかがでしょうか?久しぶりの運転が必要になった時は、まず運転に必要な知識や感覚を思い出すことが何より大切です。大きな事故を起こさないためにも、焦らずじっくりとトレーニングを重ねていきましょう。
運転感覚を思い出してペーパードライバーを卒業すれば、移動手段としてとても便利になります。
車を所有していない場合もカーシェアやレンタカーを利用すれば、買い物や旅行など様々なニーズに対応することができますよ。

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