オシャレなランチや素敵なカフェもいいけれど、恋人たちの甘い時間に欠かせないのが夜景ではないでしょうか!関西の夜景と言えば神戸が有名ですが、大阪にも素敵な場所がたくさんあるのです。そこで、日帰りのドライブデートコースの締めくくりにおすすめの夜景スポットをご紹介します。
大阪の夜景ドライブの王道といえば信貴(しぎ)生駒スカイライン。大阪府と奈良県の県境にそびえる生駒山と信貴山の稜線沿いに走っている全長20.9kmの有料道路です。道路が尾根伝いに通っているため、大阪平野と奈良盆地の眺望が良いことで知られており、数ヶ所のビュースポットが点在しています。
信貴生駒スカイラインには人気の夜景スポットがいくつか存在しますが、恋人たちに特に人気があるのが「鐘の鳴る展望台」です。
鐘の鳴る展望台駐車場は、信貴生駒スカイラインの中間あたりに位置しています。スカイラインの数ヶ所の駐車場の中でも最も大きく、22台の駐車スペースがあります。駐車場から夜景は臨めないため、駐車場から続く階段を上っていくと数分で白い展望台に到着します。
約12mの高さのある展望台で、東側を見ると大阪平野の夜景を一望できます。さらに、西側には奈良盆地の夜景が広がっていて、約360度の夜景を楽しむことができるスポットです。展望台の横には、「希望の鐘」が設置されています。ふたりで鳴らすと幸せになれると言われているので、ぜひ鳴らしてみましょう。さらに、展望台上には「誓いのリング」があり、愛を誓う恋人たちの願いがこもった南京錠がたくさん掛けられています。
生駒山系からの大阪の夜景の定番コースといえば信貴生駒スカイラインですが、生駒山周辺には有料道路上の駐車場以外にも、夜景スポットがいくつか存在しています。「ぼくらの広場」もそのひとつ。懐中電灯を持って夜道を10分ほど歩く必要がありますが、歩く価値があると言えるほど素晴らしい夜景を見ることができます。
ぼくらの広場は、大阪府民の森・なるかわ園地内にある広場です。なるかわ園地は生駒の難所として知られる暗(くらがり)峠の下に広がる広さ204ヘクタールという広大な園地。ハイキング道が整備されており、昼間は多くのハイカーで賑わう場所です。ぼくらの広場はなるかわ園地の最高地点位置しており、大阪平野や大阪湾、を中心とした大パノラマを楽しむことができます。
ぼくらの広場へは暗峠からも行けますが、駐車スペースが確保されていないので信貴生駒スカイラインのなるかわ園地駐車場から歩くのがおすすめです。目印は1本の大きな木。なだらかな芝生の丘になっており、眼下に大阪平野の夜景が広がっており、その美しさは圧巻!一見の価値のある夜景スポットです。
東大阪の夜景ドライブコースの定番が信貴生駒スカイラインなら、北大阪の夜景ドライブコースの定番は五月山ドライブウェイと言えるでしょう。
五月山ドライブウェイでおすすめの夜景スポットは数ヶ所ありますが、ひとつめのおすすめは、入り口の料金所から700mほど走り、最初のヘアピンカーブのところに位置する秀望台。ヘアピンカーブの先端にある鳥居が目印です。秀望台の展望台は鳥居からさらにカーブを上がった先、駐車場はさらにその先に2台ほどの駐車スペースがあります。
秀望台の夜景ポイントは展望台と鳥居の2ヶ所。猪名川に架かる通称ビッグハーブというライトアップされた新猪名川大橋と阪神高速のオレンジ色、さらにその奥に広がる池田から大阪市街の夜景がとても美しいスポットです。
秀望台の駐車場が満車の際は、さらに進んで五月台の駐車場を目指しましょう。駐車場のトイレ脇の遊歩道に入り、懐中電灯を持って数分ほど下ると五月台展望台に到着します。展望台をさらに下るとすぐに視界の開けた場所に出ます。ここからは、池田・豊中市街から大阪平野の夜景を一望できます。市街地までの距離が近いので、迫力ある夜景を楽しむことができます。
大阪南港・コスモスクエアのランドマーク、コスモタワー。大阪ベイエリアにひと際高くそびえ立つコスモタワーの高さは256mで、あべのハルカス(300m)、横浜ランドマークタワー(296m)、りんくうゲートタワービル(256.1m)に次いで日本で4番目に高いビルです(2017年時点)2010年から大阪府咲洲庁舎として運営されています。
その最上階にあるのが、咲州庁舎展望台。地上252m、周囲に遮るものが何もない展望台からは360度の大パノラマを楽しめます。55階の展望台へ行くには、まずシースルーエレベーターで52階まで昇り、さらに52階からムード満点のロングエスカレーターで最上階に昇ると、目の前に大パノラマが開けます。
眼下には大阪のベイエリアの夜景はもちろん、大阪中心部や大阪平野を一望!さらには関空や神戸方面、明石海峡大橋の夜景まで見ることができます。夜は淡い照明でムードも満点。大阪中心部の夜景スポットよりも比較的に人も少なめなのでゆっくりできるのもうれしいポイントです。西側フロアにはカップルシートも用意されているので、ふたりだけの時間を楽しむのもいいですね。
最近は、市役所の高層階を展望フロアとして無料で開放している自治体が多くあります。大阪では、堺市役所や高槻市役所なども展望フロアを開放していますが、東大阪市役所展望ロビーのうれしいポイントは夜遅くまで開放されている点です。展望ロビーの開放時間は23時まで。そのため、ディナーを終わらせてからでもゆっくりと夜景を楽しむことができます。
東大阪市役所本庁舎は地上24階建てで高さは115.8m。展望ロビーは22階にあり、地上約100mの高さから東大阪市街や大阪市中心部をはじめ、天気のいい日は淡路島まで見渡せるという展望の良さを誇ります。
昼間や夕暮れ時の景色も素晴らしいですが、夜景はまた格別。圧巻なのが西側の夜景です。東大阪市役所のすぐそばには阪神高速と近畿自動車道が通っていますが、西側に位置しているのがふたつの高速道路が交わる東大阪ジャンクション。複雑に立体交差する東大阪ジャンクションと車の流れ、さらにはその奥に広がる大阪市内の夜景は、他では見ることのできないダイナミックな光景を楽しめます。
圧巻の夜景を無料で楽しめる東大阪市役所ロビーですが、写真撮影のできる場所が決められているので注意してください。写真撮影ができるのは南側展望ロビーから東大阪JCT方面のみ。それ以外の場所での写真撮影は原則禁止となっています。
大阪の数ある夜景スポットの中でも、日帰りドライブデートにおすすめの夜景スポットをご紹介しました。梅田や淀屋橋周辺、天王寺など中心街の夜景も素晴らしいですが、郊外から見る大阪の夜景はまた違った良さがあります。時間に余裕があるなら、夕景から夜景に移り変わるマジックアワーもおすすめです。
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